調剤薬局は全国に6万店以上あります。調剤薬局での仕事に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
こんな疑問や悩みを持たれている方もいるかもしれません。
「調剤薬局事務の資格は取っても意味がないと聞いたけど本当?」
「調剤薬局事務の資格がたくさんありすぎて、どの資格を目指せば良いかわからない」
そこでこの記事では、調剤薬局事務の資格は取ったほうが良いのか、取るならどの資格を目指せば良いのかを解説します。
調剤薬局事務は未経験OKだが資格があったほうが有利
調剤薬局事務の求人を見ると、「無資格未経験OK」「週2、3日」「一日3時間からOK」「職種は正社員・契約社員・パートアルバイト」などとあります。
人気があるのは未経験から始められて、ライフスタイルに合わせて働くのに適しているからでしょう。
調剤薬局事務の資格は7つほどあります。調剤薬局に関わる資格のうち、薬剤師は国家資格ですが、調剤薬局事務に関する資格はいずれも民間資格です。そのため、民間資格はお金と時間をかけて資格を取得してもあまり意味がないという考え方もあります。
しかし、無資格未経験OKの求人でも、応募者が多くいる場合は、知識や経験がある人のほうが有利です。未経験でも資格を取っていれば、調剤薬局で働きたいというやる気をアピールできるでしょう。
調剤薬局事務は一般事務と違い、薬と医療保険制度についての知識やレセプト(調剤報酬明細書)作成のスキルが必要です。しかし、難易度はさほど高くありませんし、資格を取れば自信にもつながります。
調剤薬局事務の資格取得はできれば目指したほうがよいでしょう。
おすすめの調剤薬局事務の資格は?
調剤薬局事務の資格はさまざまな団体が試験を実施しています。その中から目的別におすすめの資格を3つ解説します。
早く確実に資格を取りたい人には「調剤薬局事務検定試験」がおすすめです。通学の場合は最短3日、通信の場合は最短1ヵ月で必要な知識を習得できます。テキストを見ながら受験することができ、合格率は90%前後です。
子育てや仕事の関係で通学できない人には、独学でも学べる「調剤事務管理士(R)」がよいでしょう。数ある調剤薬局事務の資格のなかでもメジャーな資格です。試験は毎月実施され、在宅で受験できます。合格率は60%程度です。
キャリアアップを目指したいなら「調剤報酬請求事務専門士」がおすすめです。調剤報酬請求事務専門士は1級から3級まであります。3級は新入社員程度のレベルで、合格率は60%程度です。当然、2級、1級と難易度が上がります。2年に一度更新が必要のため、勉強を続けて知識を深めたい人に向いている資格です。
まとめ
調剤薬局事務は未経験でもOKですが、採用されるためには資格があったほうが有利です。
早く確実に資格を取りたいなら「調剤薬局事務検定試験」、独学で資格を取りたいなら「調剤事務管理士」、キャリアアップを目指すなら「調剤報酬請求事務専門士」を目指してみましょう。
未経験でも資格があれば、知識があることの証明になります。上記を参考にぜひ資格取得に挑戦してみてください。